ペット用品の卸販売を手掛ける会社のオリジナル商品、医薬部外品の保湿剤「ホシカル」

この記事のポイント(AI要約)
- 大阪のペット用品卸売会社「株式会社Asobolabo」が手掛ける、犬猫にも使える医薬部外品の保湿ローション
- ヒト用スキンケアで実績のある「ヘパリン類似物質」と「グリチルリチン酸ジカリウム」を有効成分に採用、油分に頼らず保湿する設計
- 150mlスプレーボトルでメーカー希望小売価格2,900円(税抜)、購入希望者はひまわりルームへ問い合わせ
商品の特徴
株式会社Asobolaboは大阪に本社のある、ペット用品の製造・卸売・販売からコンサルティングまで幅広く手掛ける会社です。特にトリミングサロンに強く、開業サポートも手掛けておられます。
今回見てきた商品:ホシカル
- コンセプト
『全員保湿のカルチャーを創る』高保湿の化粧水 - 技術的背景
ヒト用医薬品の分野で長く利用されている「ヘパリン類似物質」と「グリチルリチン酸ジカリウム」を利用。この組み合わせはヒトの分野では鉄板 - 特徴は?
有効成分だけでなく、その他の材料も低刺激かつ保湿力に優れた成分が並ぶ。成分はヒトと共通点が多いが、油分の少ない「ベタつきにくい」テクスチャ。全成分の開示もされている
有効成分はヒトの製品では”ど定番”
ホシカルで使われている有効成分2種類は、ヒトの医薬品や化粧品では一般的に使われている成分です。
ヘパリン類似物質
- 水分子を引き寄せて保持する作用があり、高い保湿性を持つ
- ムコ多糖類という分類の構造の物質。似た構造にはヘパリン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸など
- ヒト用の商品には「ヒルドイド」「ヒルマイルド」など、「ヘパリン類似物質」と表記されているものも
グリチルリチン酸
- 漢方では生薬として、食品では甘味料として用いられるマメ科の植物「甘草」から抽出される
- 抗炎症作用があり、抗アレルギー薬・風邪薬等に利用される
- スキンケア商品では、ニキビや肌荒れを防ぐ定番成分として利用される
- 甘草としては数千年前から利用されている
ペットの分野では?
- ペット用治療薬として販売されているヘパリン類似物質・グリチルリチン酸は少ない
- 甘草はペット用漢方薬によく配合されている
有効成分以外も手堅い配合
ホシカルの特徴はヒトの製品で広く利用されている成分を含んでいます。
しかし肌の保湿には有効成分以外、その製品のテクスチャが大きく関与してきます。
ホシカルのテクスチャは重ため
- ホシカルはスプレー剤だが粘度が高い
- 皮膚に直接スプレーすることも、手にとって塗り拡げることも可能
- 保湿力はありつつもベタつきにくい
保湿の考え方は大きく2種類
保湿には大きく分けて2つのアプローチがあります。
- 主に油分で皮膚の水分を逃さないようにする「エモリエント」(ワセリン、オリーブオイルなど)
- 皮膚に水分を補給する「モイスチャライザー」(ヘパリン類似物質、尿素など)
美容液や乳液はモイスチャライザー、美容オイルはエモリエントに分類されることが多いようです。美容クリームやリップクリームなど、両方を含んだ製品も多いです。
ホシカルはモイスチャライザー寄り
ホシカルの成分はモイスチャライザーがほとんどのようです。
有効成分として記載されているヘパリン類似物質の他にも、濃グリセリン、1,3‐ブチレングリコール、グリコシルトレハロース、コラーゲン・トリペプチドF、エクトインなど、保水系の成分が多く含まれています。
油分で蓋をするエモリエント系、例えばワセリンやシリコンなどは含まれていません。
これはベタつきの防止を狙った設計なのだと思います。
油分のベタつき。
ヒトなら「ベタつくなぁ」で済むのですが、ワンちゃんやネコちゃんの場合は「舐める」という選択肢があります。せっかくの保湿剤を舐め取られた上、肌についた唾液で肌が荒れる可能性もある。それは本末転倒ですよね。
使ってみました

ホシカルのテクスチャはスプレー剤としては重ため。
クリーム<ジェル<ローション<ホシカル<スプレー
というイメージです。
重たいとはいうもののベタつきは少なく、すぐに気にならなくなります。今回購入した150mlスプレーボトルは約750プッシュ利用できるとのこと。メーカー希望小売価格2,900円(税抜)で計算すると、単純計算で1プッシュ約3.9円で利用できます。
トビ
ミックス
男の子
耳もお腹も痒い
結果: 直接スプレーするとびっくりする

テクスチャが重めなのが理由か、結構勢いよく出ます。
スタッフがトビくんに直接スプレーしてみたところ、そこそこの衝撃でびっくりしたようです。
その後はスプレーではなく、手にとって塗布しているとのこと。今のところ目立った変化はないそうです。
スプレー、というより勢いよく出てくるクリーム/ジェルとしてイメージすると良いかなと思います。
ペット用として見ると新鮮、けれど中身は素朴
ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸の獣医療領域での論文や研究は多くありません。ただし全くの新成分ではなく、むしろヒト用には長く使われた古い成分であることがわかりました。
また、保湿に特化した配合で有効成分以外の成分も全て幅広く使われています。
乾燥肌のケアをしたい、けれどどれを使っていいのかわからないという時に選択肢に入ってくる製品だと感じました。
既に皮膚疾患の診断がされている、治療をしている場合はかかりつけ医に相談してください。
購入できる場所
購入をご希望の方はひまわりルームにお問い合わせください。
参考情報
- 株式会社Asobolabo 公式HP:https://www.asobolabo.co.jp/
- シオノギヘルスケア「ヘパリン類似物質とは」:https://www.shionogi-hc.co.jp/rdhp/about/01.html
- こばとも皮膚科「ヘパリン類似物質とは?皮膚科医が効果・使い方・ローションやクリームの種類まで解説」:https://oogaki.or.jp/hifuka/skin-care/ingredient/heparinoid-skincare-ingredients-guide/
- ラ ロッシュ ポゼ「グリチルリチン酸ジカリウムとは?ニキビケア・敏感肌におすすめの効果を解説」:https://www.laroche-posay.jp/dermclass/article-034.html
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「医薬部外品原料規格2021」:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/q-drugs/0004.html
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